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春のかくれが

世界は物語でみたされる

10月19日

シャワーを浴びて濡れた髪を乾かしながら、今日は大学に行かないと思う。

 

ユニクロで黒のハイネックセーターと白のカーディガンを買う。暑がりだからコートの下は薄めのセーターが丁度いい。ビッグシルエットのコートをお気に入りに追加。世界のUNIQLO

 

昨日の夕方から咳が止まらない。ゲショラゲショラって嫌な咳。心配してくれる人がいるのは嬉しいけれど。けれどって思ってしまう時点でどうなんだ。嘘はついていないけれど、あえて口に出さない度に、隠し事をしているような罪悪感がある。罪悪感。帰ってきて昼寝をし、起きて「おとうと」を見る。いいな、蒼井優

 

新しく始まった校閲のドラマを見る。よく働く女になるぞって思う。おしゃれして。自分のためにするおしゃれって綺麗の根本じゃないかしら。表情豊かになること。正しい後悔じゃなくて今信じられることを言うこと。たかがドラマなのにされどドラマに動かされる私たち。なんと単純なこと。夜中に食べるカップラーメンの身に染みること。

10月13日

バルコニーから戻ってきた恋人が「飛行機が飛んでいて、その中にはたくさんの人が乗っているんだ。安心して。そう考えたらなんだか不思議じゃない」と言ったので、私はこの人をとても好きだと思った。「そうだよね、不思議。あの空を飛ぶ物質に一体何の保証があるんだろうね」そう言うことしかできなかったけれど、私は、あなたの言うことが分かる、と思う。寝る前の布団のなかで、見たこともない宇宙のことを思い出そうとしたけれど、分厚い透明な膜に隔てられてしまったその感覚。もう忘れてしまったの。子どもが遊びに飽きるみたいに唐突にやってくる忘却。私はあなたの感覚でこの世界を見ることはできないけれど、きっと違う言葉で同じようなことをいいたいのだと思う。これは弱さなのかもしれないけれど。あなたの神様を括弧でくくって怒られたこと。わかりあえないんだからそんなこと言って逃げるのは一番卑怯で、私に対する冒瀆だ。そう言われたことよりも、私の言葉が伝わらないのが悔しくて、もう何もあなたに向けて喋らないと決心したのにね。どうしようもないこと。

 

中国語の後に購買でパンを買って恩田陸の『球形の季節』を読む。祈りが生まれた、そう気づいたとき泣いていた。変わったのは私の方だったよ、お母さん。

 

10月10日

言いたいことは言え、という夢を見た。私は何をしたいのか。言いたいことは言え。

6月12日

私は何を忘れてる?

決定的なとても大事な。

 

カンガルーが空から降ってくる。

暗くてそういうことをするお部屋。

女の子の手をひいて走る、逃げる。

キスを、した。

 

私がわたしの手をひいて、逃げる。

何から?

 

目が覚めたとたん、涙が出る。

あとちょっと、もうすこしで意識にのぼろうとしていたあのこと。どのこと?

思い出したら、きっとそこからわたしの人生。

 

それまでは、夢のなか。

あとちょっとだけ、ね。本当に。

 

 

女の子、なんて言わないで、お願い。

 

 

6月9日

 

私はあなたのお眼鏡にかなって?

私は誰をも嫌いになったりはしない。

それは誰をも好きにならないことと全然違う。

いつでもわたしかわいいかわいいねってだから泣きたくなるのでしょう?

 

「諦めが必要だよ」

いつでも最悪を予期して、なるようにしかならないと、諦めていた。

でも、諦めたくないことはある。

だから、私と話をしませんか。

 

 

そうだ、世界はやっぱり俺たちのものに違いない。

恩田陸『上と外』

6月7日

 

声は大きく。

自分のなかでしか完結していないから

小さくなってしまうでしょう。

私の声届け、届いて。

 

音韻要素の連なりを

意味解釈の多様性を

普遍文法を

越えて行け。

6月5日


うかれて勉強が手につかない。
捗るのは昼寝だけ。
あの、いつものことですが。

遊びに誘ってくれてとてもうれしい。
かつて好きだった人。
高校生の頃は、それこそ憧れに恋をして浮かれて自惚れて、それもまた懐かしい。あの頃に戻った心持ちで、ありのままま笑えたらいいな。たくさん笑って怒って楽しもうね。

前髪を切って初夏の風をおでこにあててやる。ほら、「予感はいつも失われるもの」なんかじゃないでしょう?